Debian:Debian最小構成をusbにインストール
10年以上の相棒だったノートPCがおかしくなったので、仕事用のDebianをUSBにインストールして、今後はこれを使うことにする。こういうことができるのもUSB3.0の32GBが1000円ちょっとで買えるようになったおかげだ。
※最新記事は→Debian:Debian最小構成をusbにインストール(EFI対応)
torrentクライアントにaria2を入れる
※torrent を使ってもそんなに早くなかったらか、wget *.iso でもいいかもしんない。
※もし無線環境しかないなら、CD-1の代わりにDVD-1を使用することをお勧めする。CD-1には例えば lxde、日本語フォント(ttf-wqy-zenheiなど)、make、build-essential が入ってないが、DVD-1には入ってる。
$ wget https://github.com/aria2/aria2/releases/download/release-1.25.0/aria2-1.25.0.tar.xz
$ tar xf aria2-1.25.0.tar.xz
$ cd aria2-1.25.0
$ ./configure && make
$ sudo make install
isoダウンロード
Debian8 には惹かれないので、wheezyを使う
$ aria2c ftp://cdimage.debian.org/cdimage/archive/7.11.0/i386/bt-cd/debian-7.11.0-i386-CD-1.iso.torrent
torrentダウンロードのせいなのか、isoファイルのダウンロードが終了しても、aria2c が終了してくんないので、Ctr+Cで終わらせる。
DVDにisoイメージとして書き込む
$ growisofs -dvd-compat -speed=8 -Z /dev/dvd=debian-7.11.0-i386-CD-1.iso ※USBブートする場合の手順は、こっちを見れ。
USBメモリの初期化
USBメモリを確認
$ sudo fdisk -l
/dev/sdbだとして
$ sudo umount /dev/sdb
ext4フォーマット
$ sudo mkfs -t ext4 /dev/sdb
USBメモリのボリュームラベルを設定
$ sudo e2label /dev/sdb debian-usb
インストール
DVDブート 通常のインストール パーティションの設定で、
・ラベルが debian-usb となっているデバイスにパーティションを1つ作り、マウントポジションにルート「/」を設定する。←この後の工程で、ここにOSが書き込まれる。File System に Ext4 を設定
・USBへの書き込みを減らすために、スワップ領域は作らない
・母体PCのデバイスも表示されるので、ビビる。しかしルートマウントポジションを間違わなければ、母体PCがぶっ飛ぶことはないみたい。
※これで、後述のようなcasper-rw問題は起こらない。USBブートして /etc 配下のファイルを編集保存したのち、母体PCで確認したら、ふつうに/etc配下で保存されてた。USB全体をext4にしていれば、ラベルに関係なく、保存できるみたい。
OSの選択
インストールできる linux-image は 486 と 686-pae のどちらかを選択できる。PAEに対応していない古いCPU(CeleronM,PentiumM)の場合は、単一プロセッサの PC 用の 486 を選ぶ。
ソフトウェアの選択
チェックをすべて外す
エラー
OSをインストールしようとしたら「brcm/bcm43xx-0.fw」がありませんと言われる。(leovo)
前述のiso配布ページwheezyで以下記述を発見
もしシステム上のハードウェアのいずれかが、デバイスドライバと共に non-free のファームウェアのロードが必要な場合、 一般的なファームウェアのパッケージの圧縮ファイルやそういった non-free のファームウェアを収録している非公式のイメージのダウンロード、 のいずれかを利用できます。圧縮ファイルをどのように扱うのか、 インストール中にファームウェアをロードする方法についての一般的な情報は、 インストールガイド中で確認できます (以下の関連文書を参照してください).
なので、以下ダウンロード
一般的なファームウェアのパッケージの圧縮ファイルから、firmware.tar.gzをダウンロード
firmware.tar.gz の中の、firmware-brcm80211_0.36+wheezy.1_all.debを、USBに入れて、再度OSインストール。→うまくいった。
USBブートでOSを起動して最小パッケージを入れる
母体PCで入れたいパッケージを書いた以下のようなファイルを作って、USBに置いておくと後が楽。
install.txt
sudo apt-get install gcc make linux-headers-`uname -r` zlib1g-dev ntpdate ibus ibus-anthy lxde fonts-vlgothic emacs imagemagick console-data git evolution gimp
無線環境でOSインストールをしていると、違和感がある。dhcp ip アドレスを貰えなかったんだけど、どういうこと?みたいに言われるのだ。OSインストールは有線で行うのが無難。
無線しかない環境で力技で入れる方法もある。OSインストールの際、ネットワークの設定をしないと先に進んでくれないが、ネットワークを検出できないので、手動でやってくれ的なことを言われたら、実際につながらなくても設定さえすれば次のインストール作業に移らしてくれるので、適当にIPアドレス等を設定しておく。CD-1.iso/pool/main の中にあるものは、インストール完了後に apt-get すれば入れられる。
または、母体PCで https://packages.debian.org/wheezy/i386/wireless-tools/download あたりからとってきて、USBにコピーしといて、USB-debian を起動して sudo dpkg -i wireless-tools_30~pre9-8_i386.deb
で出来る。
インストールメディアとして使ったUSBを、OSブート後にaptの取得先として使うには
USBを挿す
$ dmesg | tail -50 で認識場所を見つける
$ sudo mount -t vfat /dev/見当つけた場所 /media/usb でマウント
$ vi /etc/apt/source.list
deb file:/media/usb wheezy contrib main
$ sudo apt-get update
でっかい容量のUSB全体を使えないcasper-rw問題
4GBより大きいUSBに場合、casper-rwの設定をしないと、USBブートした際変更が保存されない云々の記述がよく見られる。しかし、そんなことしなくても保存ができた。なぜ?Ubuntuだけの話だったのか(今回はDebian)?と調べると、以下サイトを発見
Live USBのデータ保存領域は4GBがMaxという事を書いたと思います。これは、USBメモリーがFAT32でフォーマットされており、データ保存領域がファイルという形態で配置されている事に起因します。
Live USBの保存領域拡張(4GBの壁を突破): φ(..)メモメモ:
つまり、最初からUSBの全部がext4でフォーマットされていれば問題が起きないようだ。FATが対応するのが4GBまでということらしい。
参考
-http://forestspring.hatenablog.com/entry/2015/01/07/012404 -http://www.pendrivelinux.com/universal-usb-installer-easy-as-1-2-3/ -https://www.debian.org/releases/wheezy/debian-installer/ -http://kame-no.com/debian/06.php -http://quantumfluctuation.blogspot.jp/2013/10/wifilxdezshurxvt-256coloremacs24.html -DebianでWifiのドライバをインストールする -Broadcom ワイヤレス - ArchWiki