Debian:USBでOSインストール
目次
今回はwindows-xp で USBインストーラを作って作業した
OSインストール後の作業はこちら→ Debian:OSインストール後の作業
USBメモリをフォーマット
マイコンピュータ->対象のUSBメモリを右クリック->フォーマット(FAT32)
ブートUSBの作成
http://www.kernel.org/pub/linux/utils/boot/syslinux/ から
syslinux-4.06.tar.bz2をダウンロードして解凍
syslinux-4.06\win32 の中の syslinux.exe をコマンドプロンプトにドラッグ&ドロップ USBが E: にマウントされてるとして、
syslinux.exe -ma e:
を実行。
-m ・・・ドライブにMBRを書き込む
-a ・・・パーティションをブート可能にする
USBの中に、ldlinux.sys というファイルが出来ていれば完了。
Debianインストーラ
Debianには用途に合わせていくつかインストーラが用意されている。
インストーラどれを使えばいいのか、沢山試す羽目に陥って時間を食った。wheezy版、cdrom版、gtk版など試すが最終的に、接続されているHDDやUSBメモリの中からCDイメージを検索しマウントしてくれるこれ↓のcurrent版を使用。
http://http.us.debian.org/debian/dists/stable/main/installer-i386/current/images/hd-media/ から
vmlinuz と initrd.gz をダウンロードしてUSBメモリにコピーする
syslinux.cfgを作成
以下2行を書いたファイル syslinux.cfg をUSB内に作成
default vmlinuz append initrd=initrd.gz
インストールisoイメージファイル
http://cdimage.debian.org/debian-cd/6.0.6/i386/iso-cd/ から、
debian-6.0.6-i386-CD-1.iso をダウンロードし、USBにコピー
最終的なUSB内のファイル構成
vmlinuz インストーラ用のカーネル
initrd.gz インストーラ用のファイルツリー(RAMに展開されるディスクイメージ)
ldlinux.sys syslinuxが自動的に作成したファイル
syslinux.cfg インストーラを起動するための設定ファイル
debian-****.iso インストールCDのイメージファイル
これで、CDからインストールするのと同じようにインストールが可能。
USBブート
インターネットに繋がっている有線LANを接続
PC起動時に F2 を押して、BIOSメニューに
Boot メニューから、Boot Sequence に進み HardDrive 内の USB の順位を上げる
F10 で BIOS設定を保存して、起動再開
インストールウィザード
- 日本語
- 日本
- 日本(106キー)
- あなたのデバイスではnon-freeのipw2200-bss.fwが必要です。USBメディアなどからインストールしますか。いいえ。
- インターネット経由で追加のパッケージをインストールしますか。はい。ソースに http://ftp2.jp.debian.org を選択。
- rootパスワードと一般ユーザID、パスワードを設定
- ディスク全体を使う
- すべてのファイルを1つのパーティションに
- デスクトップ環境、SSHD、ラップトップ、標準システムを選択
- マスターブートレコードにGRUBブートローダをインストールしますか。はい。
感想
インストーラをあれやこれやとっかえひっかえする羽目に陥り、相当な時間を使ってしまった。
「時間がかかる仕事は開発者向けだ。stableを使えば開発者向けの仕事しなくてもインストールができるよ。」と言われているようだった。
使えるようになるまで時間を掛けてもいい、つまり開発者になるなら、unstable を使え。 利用者に徹するのなら、stable を使え。
ということを、切り分けて、分かっておくこと。
参考
debian Linux USBメモリからUSBメモリへのインストール1 : 深夜のこーだ
Debianのデフォルトのデスクトップ環境をKDEにしてインストールする方法
OSインストール後の作業はこちら
BiosがFAT32を認識せず、以下のエラーを起こす場合がある
SYSLINUX 4.04 CHS 2011-04-18 Copyright (C) 1994-2011 H. Peter Anvin et al ERROR: No configuration file found No DEFAULT or UI configuration directive found! boot:
その場合、USBをext3でフォーマットし直してからやり直すと、インストーラが正常に起動する
$ df -T $ sudo umount /media/usb0 #自動でマウントしていた場合 $ sudo fdisk /dev/sdb1 Command (m for help): n Command action e extended p primary partition (1-4) p Partition number (1-4): 1 First cylinder (1-1019, default 1): Using default value 1 Last cylinder, +cylinders or +size{K,M,G} (1-1019, default 1019): Using default value 1019 Command (m for help): p Disk /dev/sdb1: 4012 MB, 4012900352 bytes 124 heads, 62 sectors/track, 1019 cylinders Units = cylinders of 7688 * 512 = 3936256 bytes Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes Disk identifier: 0x4dcd01df Device Boot Start End Blocks Id System /dev/sdb1p1 1 1019 3917005 83 Linux Command (m for help): w $ sudo mkfs.ext3 /dev/sdb1
※[BtrfsとExt4に対応したブートローダー「SYSLINUX 4.0」がリリース | SourceForge.JP Magazine