スペインの巡礼の道から戻って半年、ずっと夫婦で考えてきましたが、人との出会いもあり、縁あって今年の4月から能登半島の珠洲市に住むことにしました。

スペイン巡礼

スペインを歩いている間ずっと、都会ではないどこかに住みたいと考えていました。毎日田舎道を歩いていて、たまに都会に宿泊すると体調を崩してしまう自分を見ても、その思いは強まりました。金沢でも家を探していましたが、金沢・野々市も私たちにとっては都会過ぎるようです。

巡礼で歩いた道は人との関わり方を考えさせられ、単純に楽しく、またそれは自己満足で終わらせるのが勿体なくて人にも分けてあげたいと思うものでした。日本でも同じように歩いてみようと思ったけれど、簡単にはそんな道は見つかりません。アスファルトの道は沢山あるけど、歩いて町から町へ旅が出来そうなのは、お遍路さん。だけかな。

スペインの巡礼を歩いている間、自分の街から歩き始めたという人たちに会いました。デンマークから2000kmを掛けて歩いたという人たちが羨ましかった。自分の街に2000km歩きたい道はあるのだろうか。

昔の尾根道を探したり、ツアーを企画して人を呼んだり、そんなことをしたいと思うようになりました。

能登里山マイスター

そんなときに能登と出会いました。能登との出会いは、人から人へと面白い人と出会う中で起こりました。「奈良で仕事を考える3日間」というイベントで、人の縁だけを辿って全国70箇所以上の限界集落や過疎地を巡る旅をした友廣裕一君と出会いました。友廣君を通じて、石川県珠洲市の炭焼き職人大野長一郎さんと出会いました。大野さんを通じて「能登里山マイスター」に出会いました。先日東京にいらっしゃった金沢大学客員教授の宇野文夫さんにご面接していただき、また珠洲でマイスター卒業生の卒論発表会の聴講、現地の下見、能登里山マイスター研究代表中村浩二教授との面談等を行ってきました。

能登里山マイスターは、金沢大学が文部科学省科学技術振興調整費を受けて、能登を元気にする人材、環境配慮型農業を実践し、農産物に二次、三次の付加価値をつけて市場に出し、能登の自然や文化資源を活かしたグリーンツーリズム型観光の拠点を創り出せる地域リーダーとなる人材を育成するプログラムです。このプログラムに参加することで得られるものは、各分野の先駆者とのつながり、農林水産業の実習経験、能登の行政とのつながり、地域の人とのつながり、マイスター受講生・卒業生とのつながりだと思っています。

百姓

昔の百姓さんは誰もが半農半X

日本の食料自給率は40%、主要先進国の中で最下位。日本マネーで海外から食料を買えない時代が来たらどうしましょうか。せめて自分たちの食べる分ぐらい、自前でまかなうように変えていかないと、いつどんな拍子に飢える時代が来ないとも限りません。でも、苦労のわりにお金にならない農作業は若い担い手が足りず、放置される田畑は増えるばかり。 村の風景も、手のとどかない「はしっこ」から、変貌しつつあります。

小林家は、まずは自分の家庭で食べる分の食料を作れるようになりたいと思います。農業を商売ではなく生活のベースにしよう、という発想です。

わがままな生き方ですが、私たちらしく生きたいと思います。今後ともご指導よろしくお願いいたします。是非珠洲にも遊びに来てください。

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