珠洲ことば さ行
あ行 | か行 | さ行 | た行 | な行 | は行 | ま行 | や行 | ら行 | わ行
- さす(水がさす) -- 水が沁みてくる
- さっし -- 「食べさっし(食べなよ」
- さみしぃなる -- 怖い
- ざいごう -- 在郷、田舎。「ざいごうのもん(田舎の人間)」
- ざりしぼる位に生っとる -- (果物が)沢山!生っとる
- しかたの風 -- 西風。しかたの風は夕方になれば凪ぐ、凪がなんだら翌日は荒れる(よしかた)。砂取り節「おらは雇人(やといと) しかたの風だ お日の 入る場を 待つばかり」。しかたの風は夕方になれば止むように、日が落ちて、早く仕事が終わるのを待つ心情が歌われている。※東風を「あいの風」。
- したみいた(下見板) -- 外壁に張る板
- しのけすんだか~ -- 台所の片付け済んだか~
- しまわしんかぁ -- 仕事終わって帰ろう
- しゃごしゃご -- 海藻が筋張って食べにくい
- しゃばおわった/しゃばないなった -- 亡くなった
- しゃばにでとん -- 生まれる前だ
- しゃばみたかし -- せけんをさわがす
- しょうけ -- 槌
- しょうの悪い -- 意地の悪い
- しょもない -- 味の薄い
- しゃわしきない / しょわしきない -- せわしない
- しょんどらん - (味の)しみていない
- しらんがと分からんがとで - 何も知らない人たちで
- しりぶりかん -- 何にもならない。「ほんなもな、しりぶりかんやて」
- しわい -- 半乾き
- しんたくさん -- 親戚 / 分家(漢字で書くと新宅)
- じぇん -- お金 「おらも、じぇんがないがでのきゃ。いいがにしてくだしよ。」
- じだね -- 自家採取の種
- じんぎで -- 義理で
- じんだらやがいや -- 良いのに片付いていない
- じんのび -- ゆったりとする
- すいこん -- イタドリ
- すいもん -- スイバ
- すっきゃわ -- いいと思う。「おらその日すっきゃわ(私はその日がいいです)」
- すぼこ -- 貧乏人
- すまっこ - すみっこ
- すわくち/こくわ - キーウィフルーツの原種みたいなの
- ずご -- 完熟の渋柿
- ずりめんじゃ -- ずれば届く狭さ 「よりむき棚にずりめんじゃ」
- せいでん - 水田
- せど -- 庭
- そいえん/そいあい -- 夫婦
- そろそろと -- 少しずつ
- そんなげったら -- それだったら
- 潮がこんできとる -- 波が荒い