小麦を収穫した。麦は雨に当たるとグルテンの量が減ってしまうという。梅雨になる前に刈り取れる状態だったが、田植えに追われている間に、何度か雨の日にあってしまった。

我が家の小麦は、昨年神子原のヤゴさんから分けていただいたもの。ヤゴさんもご友人から分けていただいたもので、おそらく農林61号だということ。

中力粉になる、うどんを作るのに適している品種。蕎麦のつなぎにも使う。α化という製法を使って熱湯で生地を仕立ててパンを作る方もいるよう。

この小麦は強いもので、放置したままでもそこそこ育ってくれた。ただし春になって、カラスノエンドウが小麦の上に覆い被さるように育ってしまって、草刈りしてもしてもしきれない状態になり、結局倒伏。収穫が大変だった。春先のカラスノエンドウには要注意。

手籾摺り

畑の1畝にいただいたもの全部蒔いておいたが、大した量でもなく、脱穀機や籾摺り機を買うまでもないので、手揉みした。

木槌でたたいて脱穀する方法などもあるが、やってみた結果、手が一番効率的だった。ガサガサと手が荒れそうなので、手袋を着用。

風選

このあとは風選をする。唐箕をダンボールで自作している方を見つけたので、真似した。

小麦の脱穀 | ログハウスで田舎暮らし

この写真を見て始めて唐箕の原理を理解した。世の中すごい人がいるな。

扇風機とダンボールで唐箕をつくる

簡単に作れる割に、実力は素晴らしかった。

  1. 実。つまり脱穀済みの麦の粒と、脱穀が不十分な籾が真下の箱に入る。
  2. それ以外の殻が遠くにまっすぐに飛ばされる。

選別の精度が素晴らしく、2.に1.のものが含まれることは皆無。逆はあるので何度か風選をした。改善点としては、真下に落ちる麦の粒がダンボールに当たってしまうことがあったので、投入口の位置をもう少し先へずらす必要がある。

が!

再度書くが、実力は十分だった。これは素晴らしい。

収量

440gあった小麦が1年を経て、640gになった。穂飾り用に少しとってあるので、全部で650gくらいか。約1.45倍。ちょっとだけ、増えた。栽培の実力はまだまだションボリ。

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