薪火調理台「オクド弐号」の作り方の本を自費出版

薪火調理台「オクド弐号」の作り方を本にして、自費出版しました。オクドさんの作り方を通して、薪火暮らしを始める人が少しでも増えたらいいなと思います。

第1.1版のご案内

初版は完売しました。第1.1版が出ていますので、そちらをどうぞ。

→ 薪火調理台「オクド弐号」の作り方の本　第1.1版出ました

書籍情報

タイトル「薪火燃焼装置で作る暮らし」

著者「小林ガット」

価格 1500円（税込）

初版発行日 2024/08/08

判型/頁数 A5/44ページ

解説

薪を燃やして得る熱で、料理をする調理台を作ります。一年中家の中で使える薪火調理台です。

単にこの通り作りなさいという設計図だけではなくて、なぜこのような形なのか、なぜこの素材なのかなど、オクド弐号をよりよく理解できるようになっています。理解なんかしたくないって？？いやいやいや、これが何なのか理解して作った方が、楽しいし、安全に効率的に使えますよっ。

なるべく図解を増やして、理解がしやすいように努めました。

目次

第1章　薪火調理台の作り方
　1　珪藻土煉瓦で作るオクド弐号
　2　私がオクドさんに求める条件
　3　燃焼効率と調理効率は別のもの
　4　熱を鍋に集中させるための工夫
　　1番穴と2番穴の間の短い煙道
　　熱を鍋の下で曲げる
　　バッフル
　5　珪藻土煉瓦
　　珪藻土煉瓦を使う理由
　　珪藻土煉瓦は断熱、耐火煉瓦は蓄熱、鉄は放熱
　　目地
　　消耗品は交換が前提
　　珪藻土煉瓦の加工
　6　周辺設備
　　木の台
　　ロストル
　　釜輪
　　燃焼室周りに使う耐火煉瓦
　　焚き口と通気口の扉
　　煙突
　7　煤や煙と上手く付き合うには
　　設置場所
　　鍋の手入れ
　　煙突掃除
　8　積み図
　　材料
　　外観
　　1段目
　　2段目
　　3段目
　　4段目
　　5段目
　　6段目
　　7段目
　　仕上げ
　9　薪
　　薪の太さと燃焼室の広さと焚き方の関係
　　消火の道具
　　薪の燃やし方
　　薪は里山とともに
　　里山って何？どこ？
　10　付録
　　オクド弐号に使う煉瓦の規格等
　　珪藻土煉瓦の購入先
　11　参考資料

珪藻土煉瓦の購入先

石川県珠洲市は珪藻土煉瓦の産地なのですが、先だっての地震の影響で今は出荷していません。私が把握している中で、現在珪藻土煉瓦の購入が可能なのは、イソライト工業株式会社になります。個人での購入が可能です。

イソライト工業が現在取り扱っている中で、煉瓦の規格は「B4」が適していると思います。「B2」が良かったのですが、これが実は珠洲市産のものでした。

B類 耐火断熱れんが | イソライト工業株式会社

ホームページの「お問い合わせ」から、「製品とサービスについてのお問い合わせ」に進み、

■製品の分野： 耐火断熱レンガ
■製品名：   耐火断熱れんが B4
■お問い合わせ内容：
耐火断熱れんが「B4」の、並形を、100個注文します。代理店へのお取り次ぎお願いします。

というように連絡を入れると、営業の方が、近隣の代理店に取り次ぎしてくれます。ネットでポチっとしたら翌日届く時代に、面倒だと思われるかもしれませんが、スローライフでお願いします。

設計図の凡例

設計図内の煉瓦の寸法表記が分かりづらいというご指摘を受けましたので、ここに凡例を載せておきます。加工が必要な煉瓦については、各辺の長さを次の凡例のように表記しました。各辺が並型の長さである場合や、引き算をすれば長さが明確な場合は、表記を省略しています。

初版の正誤表

積み図の5段目

誤「燃焼室奥の耐火煉瓦の寸法を左右で細かく書いてあります」
正「燃焼室奥の珪藻土煉瓦の寸法を左右で細かく書いてあります」