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自然農ガットポンポコ

2018年03月24日 カテゴリ:作る

Cob House 建築中

古民家を Cob House の技術で改造という建築をしてる。大工仕事は、農閑期の真夏と真冬、それぞれ約1ヶ月半しかできない。これは、この冬の記録。

Cob House についてはこちらの記事 → 身近で手に入る、土、砂、石、藁で作る家

石を積んで壁の基礎を作る

北側の壁は崖に接していて湿気が強く、木材が腐りやすい。おまけに、地面から5cmしかない床コンクリートの上に土台木を横たえるという、素人の私でも首をかしげるような作り。土台木や柱の根元はシロアリにやられてスカスカになっていた。ジャッキアップして腐った柱を切る。石を積んで、モルタルで目地埋め。柱を石積みの上に乗せる。

 

北側壁の石積み基礎を積み終わったところ。このあと、断熱効果の高い light-straw-clay による壁を作る。床に置いてある煉瓦は、煙突抜きの場所を決めるために、ペチカの設置箇所をみている。左下に見える1段高いコンクリの平面は、床下にもともとあったもので、ちょうど良いのでここにカマドを設置しようと考えたのだが、、、後述。

 

light-straw-clay 壁の枠

北側の壁に light-straw-clay 用の木枠ダブルスタッドを組み終わった。木材はすべて身近で手に入れたもの。廃材や稲掛木。木の窓枠は、中古品のリメイク。ガラスを切るのにガラスカッターが超便利だった。

 

カマドの基礎

珪藻土レンガロケットストーブや、薪を焚く七輪で煮炊きをしてきて、調理用にはカマドを作るのが一番よいと思った。ロストルがあって、薪を調理途中に追加できて、余熱利用ができて、排熱と煙を室外に放出できて、調理人が熱くない、カマド。

カマドを作る場所の床を剥がすと出てきた、先ほどの写真の1段高いコンクリの平面。コンクリの固まりの上なのに、なぜか湿っているし、なんか臭い。そもそもこのコンクリは何? 叩いてみると、意外と脆い箇所がある。ということで判明した。気づいて良かった。建築残土を山に盛ってコンクリで葢をして置いてあった。「見えないところの手を抜くことで、お金を儲ける大工もいる。」という言葉を思い出す。お陰で湿気がきて、高さ60cmもある基礎コンクリートの上の土台木まで腐ってた。このままじゃカマドを作っても壊れやすいので、残土を取り除き、土を叩いて、割りぐり石を詰めた。

臭い匂いには、もうひとつ訳があって、ここらでオギ石と呼ぶ、堆積岩。成形しやすいので、昔の家や納屋の基礎によく使われた。湿気の強い場所に置いておくと、独特の悪臭を放つ。この石の割れたものが建築残土にたくさん混ざっていた。これか~!

 

コンクリを割る

コヤスケとセットウでコンクリを割る。基礎の石積みは、天然石で作りたいが、石を購入する気はなく、身近で手に入る石を使いたい。しかし、ここは硬い石の不毛地域。数年の間、解体した家の束石や、山の畑に転がっていた石などを集めているけど、まだ足りない。そこで、以前壊したロケットストーブの基礎コンクリートを、適当な大きさに割って使う。

左手のコヤスケを割れ目を作りたいところに斜めに当てて、右手のセットウで叩く。なかなか割れないので、「こんなので、本当に割れるのか」という気持ちになるが、前触れなく突然割れる。ピシッ!と最初の割れ目が入ったところ。

 

さらに、ピシッ!コンクリの板を置いた地面が、すり鉢状に少し湾曲しているので、一直線に割れずに、手前は何個かに砕けた。なんどかやってみると、手前側は砕けやすい。コヤスケは割ることもできるが、基本は削る道具なのだろう。

 
割と真っ直ぐに割れた。

 
骨材が入っていると、断面が少し狂う。

 

天井板の代わりに竹を上げる

近くで真竹がとれるので、天井板の代わりに使う。冬の間に切ったとしても、そのままでは虫が入るので、早く乾燥するように表面のコーティングを取る必要がある。火で炙って布で拭うか、灰を濡れ雑巾にとって拭うか、囲炉裏の上に上げておくか。大量にあるので、灰で処理した。囲炉裏のある間に沢山用意しておけばよかった。

 

light-straw-clay で天井の断熱

天井の断熱材に、light-straw-clay を使う。藁が思いのほか必要だった。6畳間の天井に24把縛りで16束。すごい量。こんだけ積んであれば断熱するよな。この作業は、天井板の竹が乾燥してから行えば良かったが、藁の保管場所がないのでやってしまった。

 

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