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自然農ガットポンポコ

2017年02月18日 カテゴリ:作る

1年間使ってみた珪藻土レンガロケットストーブ

珪藻土レンガロケットストーブを、毎日の煮炊きで1年間使うという生活実験をした。珪藻土レンガが、ロケットストーブの温度や、鍋の重さにどれだけ耐えられたのか、中を見てみた。

ヒートライザーを取っ払ったところ。ここから、

バーントンネルの天井部を外したら。

見事に溶けていた。一部崩落している。B2の珪藻土レンガが溶けるということは、1000度は越えているということなので、燃焼性能はとてもよかったのだと思う。

さらに分解すると、他にもバーントンネルの、丸で囲った部分が溶けている。ロケットストーブで最も熱くなるのは、私の実験では、バーントンネル内という結果。熾に酸素が吹きつけられた、その周辺という印象。

半年間ほど使った時点で、だいたい今の状況は想像できていたけど、どのくらいもつのか経過をみてきた。表面が多少溶けるくらいでは、燃焼性能に変化は見られないが、崩落が見られるというのは危険なので、溶けた部分を補強することにした。

耐火セメントで、バーントンネルの内壁を別途作った。これを珪藻土レンガで囲むようにして、組み上げる。しかしこれ、耐火セメントが1000度を越える温度で蓄熱してしまうと、結局珪藻土レンガは溶けるのだろうか。

今までの珪藻土レンガを積むだけで出来上がるロケットストーブと比べると、レンガを幾つか切り加工しなくてはいけないし、見た目もごてっとしてしまった。なにより、燃焼性能が落ちて、調理火力が落ちたように感じる。耐火セメントが珪藻土レンガに比べて「冷たい」せいなのか、珪藻土レンガでうまく囲えていないのか。もう少し改良の余地はありそうだが、さて。

ちなみに、ロケットストーブの原理とは逆になるけど、火元に鍋を近づけるとどうなるだろうかと、ヒートライザーをレンガ1段分短いバージョンも試してみたが、こうすると教科書に書いてあるとおり、引きが悪く燃焼効率が悪く、煙りやすくなった。鍋への火力も特段上がらない。

地元産の珪藻土レンガで最高のロケットストーブが作れるならと思って実験してきたけど、こうなってくると、もっと断熱性能の高い素材を使わないと、調理に困るかもしれない。それとも調理用には、煙は出るが、昔ながらの竈の方がよいのだろうか。悩ましい。

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