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自然農ガットポンポコ

2017年12月01日 カテゴリ:作る

light straw clay

粘土の厚壁を、木造の日本家屋を改装して作りたいなら、コブよりも"light straw clay"の方が向いているような気がする。コブと同様日本語の情報や文献が見当たらないので、まとめてみる。

概略

コブの仲間に、"light straw clay"と呼ばれるものがある。これは、最小限の粘土で藁をコーティングしたもの。最小限とは、藁がお互いにくっついて、かつ、多すぎてゴムのような塊とはならないような量。藁をスパゲティとしたら、水で溶いた粘土をソースのように絡めて作る。これを型枠の中で叩き締め、のち型枠を外す。

版築と似ている。

この素材は内壁として使いやすいが、分厚く作るなら外壁にも充分使える。この壁はコブに比べてはるかに断熱に優れる(※そしてつまり軽い)が、壁/屋根重には耐えられないので、木造建築の技術が必要だ。

Green Home Building: Cob

light straw clay wall の作り方

奥には壁の高さの仮板、手前には高さ60cmの仮板。その間にlight straw clayを保持する垂直支柱が見える。壁内の空間を隙間無く埋めるために、一度に60cmの高さで圧縮する。手前の仮板のてっぺんまでlight straw clayで埋めたら、手前の仮板を外して60cm上げて固定し、また埋める。壁の高さいっぱいまで埋まったら、奥の仮板も取り払う。

藁には空洞があるので、藁で作るときは撞き固める。藁の代わりに木片や鋸屑を使うときは、空隙が出来るように、緩く詰める。

EcoNest – Form Work | TRC Timberworks

light straw clay wallを支えるために、壁に垂直支柱を配置する必要がある。重量を支えられるだけの小さな直径の、角材、竹、などが使える。垂直支柱は60cm毎に設置し、構造部材に取り付ける。

高さ60cmの仮の板を、垂直支柱と垂直支柱の間に渡し止め、light straw clayを叩き込んでいく。この板のてっぺんまで来たら、板を上に移動して、同じことを繰り返す。乾くのを待たずにどんどんやっていい。力一杯叩く必要はないが、ある程度圧縮される必要はある。屋根の真下まで行ったら、板を外側だけてっぺんまで上げて、内側は半分だけ上げ、叩き入れる。内側の板をちょっと上げて詰めて叩いてを、てっぺんまで繰り返す。最後は1時間静置してから、板を取り除く。

1週間乾かしたら、同じ材料で、開いた隙間を埋める。埋める場所を濡らしてから埋める。

壁が完全に乾くには、厚さ2.54cmにつき1週間かかる。その前にびしょ濡れになったり、凍ったりしないようにする。

Building a Light Clay Straw (Straw-Clay) House | The Year of Mud: Natural Building Workshops

壁の厚さは30cmまで。

地面からは最低20cm離れていること。

壁の厚みは、基礎からはみ出してもいいが、5cmまで。

木造部とlight straw clayは直接触れていてよい。

ATAC

壁を乾燥させる間に、藁の中から芽生えがあることもある。芽が枯れたら、壁に漆喰や板壁をつける準備ができた頃合い。

石灰や粘土の漆喰で表面を仕上げるのが一般的。これはカビや腐敗から壁を守るのに役立つ。

外装には下見板を張るのもいい。

Endeavour

straw clay mix の作り方

なるべく純粋な粘土をバケツやドラムに水と共に入れ、混ぜる。多すぎた水を除くことはできないので、水は少しずつ足す。目安は、粘土をバケツの半分まで入れたら、水はバケツの4分の3まで。クリーム状になるまで混ぜる。砂や石は底に沈む。これを6~7mm目の篩いに通すことで、不純物を取り除き、また粘土をさらに細かくする(※裏ごしする)。できたものを粘土 clay slip と呼ぶ。藁を板の上にバラバラと置いて、粘土slipを上に注ぐ。clay slip はちょっとでいい。サラダにドレッシングを掛けるくらいの量。これをフォークで放り投げるようにして混ぜる。タープの上に置いて、サラダをボールの上ではね上げて混ぜるように、材料を放り上げて混ぜてもいい。すべての藁が clay slip でコーティングされるまで混ぜる。

Cob Builders Handbook

clay slip の作り方

適切な粘土の土壌を見つけ、水を加え、塗料の様な粘度になるように混ぜます。

  • 粘土を予め浸水すると、混合が容易になる。
  • 混合の前後にスクリーニングすると、藁と混ぜやすくなります。1/4inch(6.35mm)のスクリーンで十分です。
  • より少ない量をたくさん作ることでより均一な一貫性が保証されます。

Common Earth

地面から粘土を取って使うなら、粘土が25-50%含まれているものを使うこと。藁はどんな作物でも可。3-15cmの長さに切ったものが理想的。

いろんな混ぜ方があるけど、私たちのワークショップでは、手で混ぜるのが一般的。

Endeavour

窓など開口部の作り方

larsen trusses を使う例が多い。ダブル・スタッドというやつ。

ツーバイフォー工法の模式図。スタッドの説明に。

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