ショドマチの田んぼで田植えが始まっています。向かいの家のばあちゃんの記憶だと、昔の田植えは6月15日頃までに終わらせとったらしいです。自然農では、6月20日~30日頃に植えるのが上手くいくみたいです。でも能登ではどうなるか、なんせここらで自然農をやった人に出会わないので、まったく分かりません。

田んぼを借りたのが今年の春になってからだったので、溝切りやらなんやらホントは昨年の内に済ませとくはずの仕事を田植えの直前までやっていました。ひどかったです。すべて思い通りとはいかない。とにかく、ちょっとでも穂が実ってくれたら、それだけで嬉しいと思います。

ところでうちの妻が素敵なフライヤーを作ってくれました。 24日友達を呼んで田植え&パーテーをしようやと言っていたのですが、どうも台風5号の影響で暴風雨らしいです。たこ焼き食うぞー!

田植え時期について

自然農での田植えが遅い理由について、あずみの自然農塾(シャロムヒュッテ)さんのブログで少し納得しました。

お隣の田んぼより1カ月余り遅い田植えですが、 本来、梅雨の雨を利用して、雨水を貯めた田んぼに大きな苗を植える昔ながらの田植えに近いことから これも自然の営みだと、体感しつつ

「梅雨の雨が田んぼに溜まる時期」に、なるほどと思いました。水稲が育つためには水が必要です。水田に大量の水が必要になる田植え以降の作業に梅雨時期を合わせるのは、用水を天から得る昔の人の知恵なのでしょう。この時期は夏至(今年は6月21日・旧暦5月10日)になるので、日照時間が長く、朝早くや夕遅くまで仕事ができるというのも理由のひとつかもしれません。

また、加温をしないで、自然に任せて露地育苗をしていると、成苗に育つのはどうしても6月の後半になると聞きました。これは早く種を蒔いたとしても変わらないようです。

原賀隆一のブログさんの記事も面白いです。旧暦五月(さつき)の「さ」。 「さ」とは「田の神様」で、田植えの時一日だけ降臨され、みんなを激励されます。だから梅雨時期の稀な「五月晴れ」に、出来る限り一日(その家の分)で田植えを済ませるため、一家総動員で田植えをします。また、「もやい」と言われる「共同作業」で順番に仕上げていきます。 神様が与えた苗は「さ・なえ(早苗)」、それを植えるのが「さ・おとめ(早乙女)」と、今も「田植え神事」などが行われています。 集落一帯の田植えが無事終わると、それを見届けた「さの神様」は天に昇られる。それに感謝し、地域みんなは「さ・のぼり」(サナボリ、サナブリともいう)の宴を奉納して祝います。 子供のころ、そのときのご馳走や、大人たちの歌ったり踊ったりの宴が楽しみで、精一杯手伝ったものです。

五月晴れとは本来旧暦の5月、つまり今の6月、梅雨の時期のわずかな晴れ間を指す言葉だそうです。その晴れ間に早乙女が総出で歌を歌いながら田植えをしていたんでしょうね。いい景色だな。

さ、小林家もがんばっかねー。

旧暦について

「五月晴れとは本来旧暦の5月」と書いておいて、旧暦のことがよく分かっていないので、旧暦カレンダーが欲しくなったのですが、調べていると不思議なことがありました。以下wikipediaでの太陰暦の解説です。

太陰暦の1年は回帰年より約11日短い。したがって、ある年のある月日の季節は前年より11日早く、約8年で四季1つぶん早くなり、約33年で季節を一周する。 一例を挙げれば、ヒジュラ暦1428年のラマダーン(9月)は西暦2008年の9月ごろで初秋だが、1410年のラマダーンは西暦1990年の4月ごろで中春だった。 このように、十数年以上の時間スケールで見た場合、月日と季節はまったく無関係である。しかし短い時間スケールなら、たとえば去年と今年のラマダーンの季節はほぼ等しい。太陰暦 - Wikipedia

毎年季節とずれていくって!?どういうこった。旧暦の方が季節をただしく表すのかと思っていたのですが。

質問のこたえ3-5『「旧暦」は現在の暦より季節に合っているの?』:国立天文台に知りたいことが、ズバリ解説されていました。 まとめると。 - 季節とは、地表面が暖められる強さが、太陽の位置によって変化することで生じている。 - 旧暦では季節との同期をとるために、およそ19年(メトン周期)に7回の割合で閏月を挿入していた。(太陰太陽暦) - 小寒・大寒・立春・冬至などの二十四節気は、現在の暦の月日を決めているのと同じように、太陽の動きを元に決められた。 - 旧暦の日付はグレゴリオ歴ともともと1ヶ月ほどズレがあるが、旧暦の季節感を考慮せずに現在の日付を採用してしまった。

ややこしい。

旧暦では1月から3月が「春」とされていて、「新春」は1月です。1月は寒くて春とは感じられませんが、旧暦での1月は現在の2月にあたるので、季節感と合っていた、ということらしいです。(?どうもこの、現在の○月にあたるという表現がくせものな気がする。実際は年によって違う。)閏月とか言ってないで、毎年リセットして、2月1日に旧暦の「一月朔日」を開始すればいいんではないかと思ったりします。

ところが、昔の人は偉いもので、もちろん季節感とのずれを認識して天文学的に計算しては暦の修正をしていたようです。旧暦2033年問題というものがあり万能ではないようですが、日本での最後の和暦「天保壬寅元暦(てんぽうじんいんげんれき)」では、平均太陽年に対して、グレゴリオ暦よりも誤差が小さいとされているそうです。

また、

日本では、新暦への改暦以来現在まで「旧暦」という名前の太陰太陽暦が暦書やカレンダーなどに記載されている。これは現代天文学による月と太陽の動きから朔と二十四節気を計算し置閏法のみ天保暦と同じにしたものであり、厳密には天保暦ではない。天保暦 - wikipedia

さらに、

この天保暦による月名の決め方、特に閏月の置き方(置閏法、ちじゅんほう)は、平山清次によれば次の通り定められている[1]。 + 冬至を含む暦月を11月、春分を含む暦月を2月、夏至を含む暦月を5月、秋分を含む暦月を8月とする。 + 閏月は中気を含まない暦月に置くが、中気を含まない暦月がすべて閏月とはならない。 旧暦2033年問題 - Wikipedia

また、

二十四節気のうち、 太陽黄経が30度の倍数になる日を中気[ちゅうき]といい、その他を節気[せっき]と言います。(天保暦以前の中気は、 1年を12等分して約30日毎に区切ったものを使用していた)暦と季節とを合わせるために、 閏月を挿入しますがその目安に使用するのが中気です。天保暦以前の暦法では、中気が無い月を閏月にしていました。 QRSAMP : Vectorの「qreki.doc」

わけがわからん。

厳密な暦学といったような話と、実用レベルでの暦の話がごっちゃになって来ました。儂の知りたいのは、一国をあげて制定する正確な暦ではなくて、農業に即した季節の呼び方と実際の季節がマッチした暦なので、もっと簡単でいいと思います。

どうすっかな。毎年お正月を11日前後とるかな。(^^

 

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