雑穀と呼ばれる作物がある。代表的なものは、ヒエ、アワ、モロコシ、アマランサスやシコクビエなど。

緑の革命以前は、日本中のとくに山間部の人々の主食になってきた作物。今も世界を見わたせば、主要作物として利用されている国や地域がある。主要な炭水化物供給源の穀物を水稲だけで賄うことも、もちろん出来るんだけど、できるだけ労働力を分散し、気候変動にも対応できるようにしておきたいなぁと思う。

我が家で人気なのは、モチキビとモロコシ。モチキビは炊くとオムレツ食べてるみたいになる。モロコシは挽き肉ね。おいしいね。あとキビ餅ね。美しいよね。

自然農ガットポンポコで栽培してる穀物は、水稲、ライ麦、オーツ麦、大麦、モロコシ。あれ、人気と言っときながらモチキビがないね。実は次に書くように、雑穀の栽培は今まで苦手だったのだー( TДT)。

栽培方法

直播きしたモロコシ@石黒家

雑穀の栽培は、富山市八尾の石黒さんから教わったように、直播きを基本として、補植用の苗を用意しておくというつもりで毎年行ってきた。つもり。。。でも、直播きしたことに安心して苗の準備に手が回らなかったり、直播きの1回目の草抑えが田植えの時期と重なって遅れて草に埋もれて何も成長せず、収穫は雀の涙というか雀の餌?というのが例年だった。

トウモロコシの育苗@石黒家

今年こそは!

ジャーン!ヽ(´▽`)ノモロコシ!

今年は我が家の鶏の羽数が増え、餌に穀物が沢山作要ることになったので、そろそろ本気出すかなと思い、まず直播きを止めて苗代育苗だけにした。品種も絞ってモロコシだけにした。苗代の良いところは、1回目の草抑えが楽に済むこと。おかげで田植えの後で定植を無事終え、今までに無い量の収穫があった。

とはいえ苗が伸び過ぎていて良くなかった。定植した午後には途中で折れたようになってしまうので、畝の中央に土を盛って枕とし、斜めに寄り掛からせるようにして植えた。

それから定植してみて分かったのだけど、モロコシって地上に出てる最初の節から支持根を出すのね。だから、必ずどの節でもいいから、地上すぐに節を持ってくる必要がある。深植え、浅植えは、生育に影響ないっぽかった。

調整作業

しかし穀物は、収穫が終わったこれからが、実は大変な作業なのだ。

自然農での雑穀の栽培方法というと「自然農栽培の手引き」に触れてある。が、あまり詳しくは書かれてない。雑穀は強い生き物なので適当でもなんとかなるわぁとか、そんなに採れてないしぃ、とかで、これまでは勉強してこなかった。

今年はまともに収穫できたので、雑穀の脱穀調整について書かれた本を2冊購入。どちらも大型機械を使わない私のような農家にとって、ためになる内容だった。

育てて楽しむ雑穀 栽培・加工・利用 郷田和夫 創森社

とくに「育てて楽しむ雑穀」は、私にとって当たりの本。自然農の中で取り組みやすい方法がより多く紹介され、また実際の作業風景のカラー写真が全作物で豊富に用いられ、モロコシの苗の定植時期の写真、精白に使う機械は何が良いか、機械をどう使うかといったことが正に必要な情報だった。オススメです。

掲載作物:モロコシ、アワ、キビ、ヒエ、シコクビエ、アマランサス

知らずに購入したら、著者の郷田さんは雑穀・野菜料理で有名な大谷ゆみこさんのパートナーだった。

家庭菜園全科〈5〉雑穀・マメ類―栽培と利用のポイント 戸澤英男 農文協

戸澤さんの本は取り扱う作物の種類が多く、大豆、小麦、大麦、キノア、ゴマなどいろいろ参考になるのが良かった。ササゲとインゲンって、やっぱり違う植物なのね!

掲載作物:アズキ、アマランサス、アワ、インゲンマメ、エゴマ、エンドウマメ、エンバク、オオムギ、キノア、キビ、ゴマ、コムギ、ササゲ、ソバ、ソラマメ、ダイズ、トウモロコシ、ナタネ、ハトムギ、ヒエ、モロコシ、ライムギ

つぶつぶ雑穀おかず―毎日食べたい!からだの元気を引き出す簡単おかず 2007 大谷 ゆみこ

ついでに「つぶつぶ雑穀おかず」。雑穀の料理でお世話になってる大谷ゆみこさんの本。とても良い。

さぁー、脱穀するぞー。

というのは、またのお便りで。

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