今日から二十四節気の穀雨が始まる。春の雨に合わせて、田の稲に新たな命を吹き込む。

田の草

春の田の草 - 畑地雑草群落(ミチタネツケバナ、コハコベ、ヒメオドリコソウ、カモジグサ、スズメノカタビラ、麦など)

秋から春までの間、陸地に育つこのひとたちが田を耕してくれる。田植えが終わったあとで水を引くと畑地は水田にがらっと変わり、陸性のこの人たちは今年の一生を終えて、水稲に世界を譲り田の肥やしになってくれる。自然農ではこうやってできる土に亡骸の層と名付けている。

田の亡骸の層 - 腐植土

腐植土(ふしょくど)とは、森林生態系において地上部の植物により生産された有機物が朽木や落葉・落枝となり地表部に堆積し、それを資源として利用するバクテリアなどの微生物やミミズなど大小様々な土壌動物による生化学的な代謝作用により分解(落葉分解)されて土状になったものなので、厳密に言うと土ではない。一般には腐葉土(ふようど)と呼ばれる事が多い。 長い月日をかけて自然が作り出す天然の肥料で、植物の栽培や昆虫の飼育に適した堆肥である。 腐植土 - Wikipedia</span>

苗代

苗代 - 種下ろし前の全景

苗代の表面 - 種を蒔く前に、宿根草の根を取り去って、夏草の種が混じった表面の土を削って、不陸を整正して、鎮圧した状態

種籾

稲を始めとした穀物の種は自家採取が容易。自然からの贈り物だと思う。

今年の種籾3種 - 手前から「イセヒカリ」「緑万葉」「コシヒカリ」

「イセヒカリ」は平成元年秋伊勢神宮神田で突然生まれたと言われているお米。風や病害に強い。食味計の分析では最高点。低アミロース米ではないため、吸水に時間がかかる。公的機関で品種登録しづらい品種らしくて、JAでは種籾が買えない。割と幻のお米。私はHAPPY BIRTH CAFEさんから分けていただいた。

「緑万葉」は古代米ジャポニカ種の緑米。もち米、らしい。友達が1穂分けてくれたので、今年は種籾を採る目的で育てる。

「コシヒカリ」は、昨年自分で育てたものを種にする。コシヒカリになるのか、先祖返りするのか楽しみ。

種籾の水選

自然農の流儀にしたがって今年は塩を使わずに水選別した。これだけの種籾から100kg以上のお米が採れる。凄い力だと思う。

種下ろし

3~5cm間隔になるように良い加減で種を蒔き下ろしていく。

覆土には、夏草の混じっていない底土と籾殻薫炭を使う。 土中ドラム缶で籾殻薫炭

炭はネズミ・モグラ避けと保水効果を期待している。

藁養生

苗代を藁で養生

切り藁をバラバラと撒いた上に、長い藁を敷いて、約10cm。酸素が行き届いて、保湿と保温に適した藁養生をつくる。

苗代 - 種下ろし後の全景

猫避けの枝と鳥避けの紐を用意して完成。

  予報では明後日から2日間が雨。雨の直前に合わせてなんとか仕事ができた。

  さて、昨年とはまた違った、より自然農らしいやり方の今年の稲作。いよいよ始まった。

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