ショドマチの田で冬の作物として育てていた小麦を刈り取り、乾燥をはじめた。
麦は雨に濡れるとグルテン量が下がってしまうので、梅雨本番になる前に刈り取って乾燥させる。刈り取っていると未だに分蘖してきているものや、開花しているものがいるが、全部刈る。本来雪が積もらず、もっと早く生育できるところで作るのに適していると思うが、田に冬草を生やしたいので作っている。パンケーキ大好きな奥様から小麦粉が欲しいとの要望もかなり来ている(ノ∀')σ
稲の裏作小麦
田んぼで小麦を作ってみて分かったことは、麦は湿害を受けやすい植物だということ。排水をよほどしっかりとやらないと育ない。昨年の稲刈り後に田の平衡を出すために土を動かし、排水を促すために今年の雪解け後に溝を切り直したが、田の中で土の低いところはみすぼらしい小麦になってしまった。 しかし土の高い場所では、照って粒の大きいほれぼれする小麦になったと思う。親ばかだが。
また、小麦の収穫時にカラスノエンドウが絡まって困るということがなかった。田んぼをすると晩春から夏に生える畑地の草を抑えることになるので、ちょうどカラスノエンドウがいなくなるのだと思う。
2毛作
こういう作付けを、夏の稲と冬の小麦の2毛作というらしい。たしかに1枚の田んぼを夏冬2回使ってそれぞれの作物を作れるなら、食べられる穀物の量が増えるということになる。これに豆の輪作など組み込んで2年で輪作体系とかなれば言うことないのかも知れない。ガットポンポコでは使える農地が限られているので、豆だけの年度を設けるのは難しい。今年のお米収量が満足いく結果なら、今後も稲麦2毛作を実践したいと思う。
小麦用の稲架は用意していないので麦束にして、天気のいい間は天日で、その後はビニールハウス内で干すことにした。この麦束が思いの外可愛くて気に入っている。ビニールハウスは換気に気をつけていれば、かなり乾燥させることができるそうだ。蒸せずに上手く乾きますように。
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