いきつけの古道具屋で行火(あんか)を見つけた
と書くと、偶然に出会ったかのようだが、2年通ってやっとお目にかかれたというのが本当。
行火が欲しかった。
陶製の、炭火を入れて使う古道具。
- 熱くなり過ぎないように設計された中空の蓋を持つ火鉢。
- 蓋を閉めても中の炭は、小窓から入る酸素によって少しずつ燃焼し続ける。
- 炬燵(こたつ)の中に入れても安全で、かつ長く暖をとれる。
- 囲炉裏のような構造をしつらえなくても、やぐらと布団さえあれば炭炬燵が
できる逸品 (`・ω・´)ゞ
薪ストーブで十分じゃね?
朝一番で薪ストーブに火をおこして暖をとる。でも日中は部屋にいないことが多いって?そんなときは、太い薪を入れて空気を絞っておく。こうするとやんわりと燃えるから帰ってきたときにも暖かい。
しかし、人がいない部屋全体のために薪を使い続けるのは、もったいない。そこで行火を使う。薪ストーブの中で勝手にできた熾炭を行火へ。帰ってきたら炬燵へ足を滑らす。
部屋にいるけど机に向かってじっとパソコンの仕事、なんてときにも行火がいい。部屋を暖めるには時折薪を足さないといけないけど、行火なら3~4時間熾炭だけで暖かい。
難点
背中が寒いことと、1酸化炭素の匂いがすること。
→ 背中は厚着をする。
→ 1酸化炭素は、隙間だらけの我が家では実はあまり気にならない。
使ってみる
蓋を開けるとこう
底に灰をたっぷりと敷き詰めて、その上に熾炭(おきずみ)を置く。
はーっ、足元ぽっかぽかーっ。
そして夜。薪ストーブは消えたが、行火は絶頂期。コタツが気持ち良すぎて出られない。(T▽T)!
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