縄を「作る」ことを「なう」と言う。漢字だと「綯う」。見たことない (;゚д゚) 。

毎年冬に何百足と草鞋(わらじ)を作っては商売にしている婆ちゃんが近所にいるので、藁縄のない方を習ってきた。これがちゃちゃっと出来るようになれば、畑での結索紐や稲架木を縛る縄、由来のわかる天然素材でまかなえるな~(ノ´▽`)ノ♪

私が自分の爺ちゃんの作る草鞋を見ていたのは、もう20年以上前か。昔は作れた気がするが、やってみて分からないと気づいたのが先日。改めて習ってみると1から10まで知らないことだらけだった。

藁縄のないかた

  • 藁スベをすぐる(外れてる葉っぱを外す)。
  • 藁をペラペラになるくらいにまで叩く。
  • 藁3本と3本くらいで1本の藁縄をなう。
  • ない始める前に、1本だけで元口を縛っておく。しばる藁の元が、他の藁の元と同じ方を向くように縛れば解けない。
  • 右手前というのは右手が手前というよりも、右手を上にしてなうことをいう。で、且つ最初に右手が手前に来る。
  • 下になる左手は、軽く丸めるようにすると指先が掛かって下になる藁を回転させられる。ジャンケンのパーのように広げては下になる藁が撚られないのでだめ。たまになわずに撚りだけを掛ける。頑丈な縄になうときは、強く撚る。
  • 足の親指と人差し指の間に挟んでなっていく。少しなったら、なったところまで挟むところを進めて、またなうという具合にして、順繰りに送っていく。
  • 藁を継ぐときは、3本と3本の片側ずつを継ぐ。片方を継いで2、3回なったら、もう片方を継ぐ。
  • 縄の長さが足りたと思ったら、極端に長い藁の末をちぎって継いでしまう。仕舞いは、元の時と同じ様に、1本の藁だけで縛る。末口が他の藁の末と同じ方を向くように縛る。
  • ハサミで散髪するときは、小口の向きが揃うように、縄の元から末へ向かって切っていく。

これで出来たのが、写真の藁縄。婆ちゃんには「だいすきな(素敵な)ができたがけよぉ」と褒めていただいたが、まだまだ、だだくさ。毎年の冬仕事にやわやわとやって、本当に「だいすきな」がなうぞ。

藁の準備について

  • ようしょう(葉鞘)や藁屑などを取り除く
    葉っぱの基のところがさやになっていて茎を包んでいます。鞘葉はイネ科の植物の特徴です。この部分は柔らかく弱く、作品がきれいに出来ませんので取り除きます。

  • 湿り気を与える
    乾燥しているとわらは硬く加工しにくいので、霧吹きで湿り気を与えます

  • たたいて柔らかくする ・・・・・・ 藁打ち
    加工しやすくなると同時に出来た縄などの作品がしなやかで強くなり、使いやすくなります。

縄をなってみよう

そういえば、近所の別の爺ちゃんに「縄になうような藁は外に屋根を掛けて保管したようなののが良い」と聞いたことがある。湿り気が必要ってことか。どうりで私の藁は叩いているとどんどん砕けてしまうわけだ。     いいい勉強会だった。今度は草鞋や菰(こも)の作り方を習おう。

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