風に強いという、島根県の稲架掛けヨズクハデ。狼煙町の谷の荒ぶる強風に耐える稲架を、少ない部材で簡単に立てられるということでやってみた。
ほんとに簡単に組み立てられる。大人1人で2時間。素敵だ。
しかしいざ稲架木に掛けた稲束を登ってみたら、クルッと回って落っこちてしまいそうで怖い。振り分け方や、踏み締め方のコツをつかむまでは、ヒヤヒヤものだった。
こんな感じで登る。 (c) 小林和広(島根大学生物資源科学部作物生産学研究室)
この稲架掛け最大の欠点は、1人では掛けられないこと。てっぺんでは5mになる稲架に登って稲束を掛けていくので、登ったり降りたりしてられない。下に待機するもう1人が稲束を投げたり運んだりしてくれないとわけにいかない。チームワークが試される稲架掛けの仕方だった。あと雨の日も怖くて登れない。でもとにかく風に強い。今んとこびくともしてない。
1基で米5俵分の稲を架けることができると聞いていたが、だいたいその通りだった。約7畝部分の稲束を掛けたら少し余裕がある。スカスカだといまいちヨズク(フクロウ)に見えない(´д`ι)
出来上がった姿を眺めていると、どうも横幅が広すぎるみたいだ。「高さ・幅ともに約5m」という資料があったので、その通りにしたつもりが、えらいずんぐり型になってしまった。もっと縦長にした方が稲架木に登るのもきっと楽だと思う。 島根県のヨズクハデの写真と比べてみるとよく分かる。 (c) 2013. 大田市観光協会
あ、今気づいた。オラのヨズクハデ高さ5mないわ。各辺5mの正三角形にしてもた。底辺5m高さ5mなら斜辺が約5.6mの二等辺三角形だった。あわわ(゚A゚;)
さて、気を取り直して。どーん。 一番の感動は、この真下からの眺め。 稲束をこの角度からじっくりと眺めたの初めてだ。すごい迫力だー。
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