カイドマ(玄関先)の梅が咲きにかかる。剪定をせねばと思いながら、そのまま春を迎えてしまった。梅の実はならないかもしれないが、満開の梅花を楽しめるゾ( ̄▽ ̄)

さて、以前の記事で「二次燃焼方式を取り入れて、ようやくクリーンバーンになったように思う」と書いたのだけれど、実はもう二次燃焼吸気口を使ってない。よほど上手く炊けないと、二次燃焼の吸気口を開けても排煙口になることが多く、結局ロケットストーブの基本的な燃焼の仕方が正常に起きていないと、完全燃焼しないことが分かった。

ということで、ロケットストーブの原点に立ち戻り、一次燃焼で高温になったガスを内部煙突で酸素と接触させて再点火という作業を単純に突き詰める。

ロケットストーブの仕組み

我が家の場合、一般的なロケットストーブよりもはるかに広い燃焼炉の中でどう薪をくべるかが勘どころ。薪を二つか三つトンネル状に組んで、吸気が薪トンネルの中だけを通るようにする。これはロケットに限らず薪ストーブ全般のコツだと思う。熾になったところに勢いよく空気を送ると、火が起きる。火吹き竹や、吹子を使うのと同じ。 _(・。・)

良く燃えるようになった記念動画

  00:10 炎が引かれる様子が分かるように、焚き付けを入れてみる。 00:45 薪を三本トンネル状に組んだ様子。 01:00 吸気口が薪トンネルに向けて絞られた様子。

炊き初めは炊き口を絞って、トンネルの中だけに空気が行くようにする。薪全体が燃え出したら、増えたガスに対して酸素が足らなくなってくるので、吸気口を拡げて、トンネルの周りにも空気が通るようにする。トンネルの周りが二次燃焼のための酸素の取り入れ口になり、この酸素が内部煙突で未燃焼ガスと混ざり二次燃焼を起こす。

ところで、ダンパーは点火時に役立っていたが、燃やし方でどうとでもなるので塞いだ。その代わり最終的に立ち上げている煙突を高くした。ロケットストーブは内部煙突で気流速度を稼いでいるので煙突の立ち上げ高さは重要じゃないと思っていたが、引きが強くなった。これで酸素が十分に入る。あとは炊き方。

ふぅ、なんとかここまできたぞ。 火の燃やし方が身につくというのは、とてもいい。

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