【遺跡の畑】

畑の麦

畑の麦の収穫期に、カラスノエンドウが麦に絡まり株元からの収穫ができないという問題に対して。

秋、大和盆地では11月に、カラスノエンドウが10cmほど伸びてから麦を蒔き、その時にカラスノエンドウの根を切っておく。初期に抑えることで、翌春にはびこることがなくなる。

里芋の土寄せ

土寄せ用の土をあらかじめ掘り上げて、掘り上げておいた土で順次土寄せしていく。掘り上げた土が煉瓦状に固まっていたら、鍬の背でパンと叩くと粉々になる。

掘り上げて出来た穴に里芋を植える。地下水に浸からないよう畝のまわりの溝より深くはならない程度の深さに。

ジャガイモ

10cmくらいの高さまでに芽欠きをする。里芋と同様に土を掘り上げておく。掘り上げる土の量は里芋より少なくてよい。

自家採種

大根、蕪、小松菜等、同じ畑で種を採り続けている。異形も出るが、大根は大根なので気にしない。その形のものが食べたいときは種を買ってくる。母体選別もしていない。交雑して品種のよく分からなくなった、混雑菜と名づけた野菜も作って食べている。

大根の種は青い間のものは食べられ、大根の味がする。

玉ねぎ

玉ねぎの苗は鉛筆くらいの太さまでのものを選ぶ。

ウリ類

ウリハムシ対策には、回りに高さ30〜40cmの草の壁を設ける。東側朝日の当たる側はやや低めの壁に。

ウリ類の畝はカマボコ型にし、さらに鞍つきに植える。これはウリ類の嫌う水気が、流れ落ちやすくするため。

蔓が伸びる先の草だけを刈るが、梅雨時には辺りを覆い尽くすように伸びるので、もう草は刈らない。

踏み床温床

藁、青草、コンカや人糞尿などの窒素系のもの、を順順に何層かに重ねていき60cm程の高さにする。その上に30cmの土を被せてサツマイモを活ける。枠は藁束を重ねては結びを繰り替えして枕を作り、その上に雨避けの油紙などで天井を張る。枠の役割は、天井と床土の間に空間を作るため。

サツマイモ

定植は苗の三分の二を土中に挿す。乾燥が続く場合は、草を刈らずに定植する。梅雨時に定植する場合は、一週間から十日前に草を刈っておく。

貯蔵の際は、蔓を、芋から全て外さずに、少し残しておく。蔓付きだと腐りが入りにくい。

畝の形

畑の畝がややカマボコ型というのは、水気を落とすための形状。特に里芋はカマボコ型がよい。

対して、田の畝は水平がよい。水平の畝は田を温める。水深が深いところがあると、そこの水は冷たい。

空豆

霜にやられて、自然と摘心したようになる。摘心しなくとも、毎年脇目が伸びている。

ナメクジの害

苗の周りに草を敷かない。湿気がこもらないように、風が通るように気をつける。川口さんの田畑ではナメクジの害が出たことがない。

野鼠の害

日中に活動することが分かった。畝間の溝に十分光が当たるように、草を刈っておく。

日陰での育苗

夏の暑いときに高山で育つ野菜、レタスなどは、インゲンなどの影で育苗する。

草抑え

作物の東、朝日が当たる側をまず刈る。刈ったところの草が伸びてきたら、もう片方を刈る。虫の居場所、食べ物を残しながら、野菜の生育に必要な環境をととのえる。

野菜は朝日を好むが、コンニャクだけは夕日を好む。朝日とは遅くとも九時から十時までの光。

窒素過多の害

窒素の過剰な施肥を毎年続けていると、野菜を軟弱に柔らかく、虫に弱くする。

育苗

発芽には養分が多すぎるとだめなので、亡骸の層をけずる場合がある。しかし育つには養分が必要なのでコンカなどを補う。

【田んぼ】

田の苗代

溝を掘った土はブロック状にして、表土を苗代に向けて置いてある。草の上に置いても問題がない。

種を下ろす場所の表土は、鎌で地面に25〜30cmくらいの正方形の切れ目を入れてから、鍬でバリッと剥がして、脇に置く。なので120cmの苗代ならば、表土を置く場所は苗代の左右に60cmずつ確保しておく。田植えの際の苗取りも同じように、正方形に切り取る方法がある。

稲の苗代の雀避け

稲の早生品種

生育期間が短いので初期の一ヶ月間の分蘖期間に太らないと、あとでいくら世話をしても育たない。

稲の種下ろしについて、木津自然農の細谷さんが面白い方法を試されていた

昨年の稲株の中に二粒の種籾を入れて、ギュッと押し込んでおくという方法を、一坪ほど試している。苗代と同じ時期に種下ろししたが、苗代と同時に芽が出てきた。覆土や鳥避けがいらず省力化できているが、分蘖がどうなるかはこれから観察する。

【果樹園の畑】

笹の生い茂っていた畝

表面の草を刈り取り、スコップの先をぶっ刺して根っこを切り、鎌で根っこを掘りだして、地上部を食べる野菜の種を下ろす。

キビとアワ

点蒔の場合、キビは分蘖するので一本立ちさせる、アワはあまり分蘖しないので三本立ちさせる。

敷草

五月、今生えている青草を敷草に使う。これは草の種がついていない。この時期に枯れている草には、夏草の種がついているので避ける。笹は種がないので敷草によい。

その他

川口さんは膝が痛いということで、腰を下ろして解説をされる場面が多かった。そうなると自然と参加者の方々も川口さんの回りに座る。こっちが立っていると余計に声が聞こえないので、近くに座る。なんだか親密な空気の流れる和やかな会だった。

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